【徹底比較】eMAXIS Slim米国株式とSBI・V・S&P500インデックス・ファンドはどっちが良い?
S&P500指数に連動する「三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」ですが、どちらも信託報酬が低く、積み立て投資や長期投資に適した投資信託です。
この記事では、信託報酬や実質コスト等のあらゆる項目で徹底的に比較してどちらが良いのかを紹介して行きます。
運用形態の違い
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どちらも米国株式の指標であるS&P500に連動するように設計されたファンドですが、ファンドの仕組みに違いがあり、ここが最大の違いといえるでしょう。
詳細を以下に説明します。
三菱UFJ国際-eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、ファンドが直接アメリカの株式に投資します。
いわゆるファミリーファンド方式と呼ばれるもので、複数のベビーファンドをマザーファンドに集めて資産額を大きくすることにより効率良く投資を行う仕組みです。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、S&P500に連動する海外ETFに投資することで、間接的にアメリカの株式に投資します。
いわゆるファンド・オブ・ファンズと呼ばれる仕組みです。
マザーファンド方式に比べてETFを経由する分、手数料が増えるような気がしますが、「バンガードS&P500 ETF」は資産額がかなり大きいため、低コストで運用されています。
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」のようにマザーファンドが直接株式を買うよりも運用コストを低減できる可能性があります。
運用コストの比較
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信託報酬
信託報酬は、ファンドの販売会社、委託会社、受託会社に支払われる手数料で、投資額に対する比率が予め決められています。
ファンドを保有している間、常に支払われており、運用コストの大きなウエイトを占めます。
信託報酬は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が低くなっています。
【信託報酬の比較】
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は純資産総額が増えるに従って信託報酬が下がる仕組みですが、現状、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが優勢となっています。
これは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)ファンドが直接アメリカの株式に投資しているのに対し、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは海外ETFを介しての間接的な投資をしているので、税金のかかり方に差が生じるからです。
従いまして、根本的な部分が異なるという考えで、今後、eMAXIS SlimがSBI・V・S&P500に対抗して信託報酬の引き下げを行う可能性は低いと思われます。
経費率
経費率は、投資信託の決算期間にファンドに計上された費用と期末時点でファンドの純資産総額を比較した数字を指します。
経費率は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方が僅かに低くなっています。
【経費率の比較】
(2022年3月20日時点)
運用リターンの比較
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長期投資をする上で運用リターンが低ければ意味がありません。
いずれのファンドも設立されてからあまり時間が立っておりませんので、直近1年までのデータしかありませんが、比較していきましょう。
リターンは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が僅かに低くなっています。
【運用リターンの比較】
(2022年3月20日時点)
経費率が低いにも関わらずSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの運用成績が劣っているのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) Slimと比べて設定から期間が浅く、運用資産が少ないため、運用が難しかったということが考えられます。
純資産総額の比較
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純資産総額とは、投資信託の運用資金を指します。
純資産総額が多ければ安定した運用が期待できます。
逆に少なすぎると、途中で運用が打ち切られ、換金されてしまうこともあります。(繰上償還といいます)
純資産総額は、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方が多くなっています。
【純資産総額の比較】
ただし、純資産総額はだいたい50億円以上あれば十分とされています。
従いまして、純資産総額の観点からすれば、
まとめ
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「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」と「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」は両方とも信託報酬、経費率が低くおすすめの投資信託です。
各項目で僅かな違いはあるものの、ほぼ同じ値動きをするので、正直どちらを買っても問題ないと思います。
ただ、どうしても迷ってしまい決められない方は、いっそのこと両方買ってしまうのも良いでしょう。
私の場合は、最初に購入した「